丹沢山地to辺りde探検 byくさしなととろ

相模國酒馬間で探検しながらダイエットセラピー

徳富蘇峰記念館

体調が戻ってきたので林道歩きに行こうと思ったのですが、「今年最高の暑さになります」とラジオから流れてきて意気消沈。まぁあまり無理はせずに、ふと思い出した場所へ

神奈川に来た時から気になっていた場所。名前は聞いたことがあっても、何をしていた人なのか調べたことはありませんでした。戦前の政治家くらいの認識です。でも政治家よりもジャーナリストの事績が多いのでした。

この記念館ではワンコインで有名人とヤリトリした書簡を中心に、蘇峰の生涯が分かる展示と映像を見ることができます。館の方の説明が丁寧で分かり易かったです。また、古い本が大量にあって目を引きました。

熊本出身で、展示されていた系図によると横井小楠の甥になるようですね。横井小楠は越前のイメージですが、熊本出身というのは「風雲児たち」で知ってました。あー知識がつながる瞬間は気持ちよいです。影響の大きかった人として確かお父さんと横井小楠勝海舟新島襄が挙がっていました。関わっている人に有名人が多いのはナカナカ興味深いです。「国民之友」「国民新聞」は資料として見たことはあるのですが、蘇峰が関わっているとは思いませんでした。

それにしても交流した人との書簡が凄いです。こうして展示できるのも時代ですね。今世紀以降、同じレベルで凄いことしてヤリトリしたLINEやメールを保存していたとしても、この展示を見た時の感じにはなれませんね。直筆って伝わるモノが違うんでしょうなぁ、やっぱり。

でもこの手紙たち、私がもらっても読めませんよ?昔、先輩に誘われて古文書の勉強会に通っていましたが、あの時と一緒です・・・所々分析できる文字はあるのですが、崩れちゃってうまく読めないなぁ。菊池寛くらいかなぁ、読みやすいと感じたのは。脇にある説明で何となくは分かるのですがね。アーネストサトウの手紙の方が読みやすかったなぁ。

当時の蘇峰のメモなんかも見ることができまして、旧字体、片仮名主体・・・でも結構イメージは崩してもらえました。良い勉強になりましたよ。平民主義と国権主義っていうのももう少し掘り下げたら面白そうです。

歴史家としての顔もあって、五十代半ばから卒寿の歳まで頑張ってたと。事を始めるのに年齢は関係ないのですなぁ。

 

行き帰りの道すがらサギを探すのですが、やっぱりアマサギは見当たらない。青&大が殆どで、今日はコサギも見かけませんでした。日向の気温が39℃でしたが、それなりにサギは田んぼにいましたねぇ。風があるので言うほどは暑くない感じだったからでしょうかね?盆地の夏は空気が動かなかったので・・・あの頃気温はどのくらいだったのだろう?