今年は心身共に不調続きナノで、10年ぶりに行ってみました。
前の職場で大磯在住の同僚から紹介されたイベントです。「こうのまち」と聞いて全くイメージが湧かなかったことを覚えています。
相模国の有名神社の神様が五柱も集合するのです。五カ所回らなくても一度で済んでしまいます!
座問答神事、というのが有名です。
寒川神社が虎の皮を敷きます。
次に川匂神社がやや前方に虎の皮を敷きます。
その後交互に前方に敷き直します。
最後は比々多神社の「いづれ明年まで」というお言葉で終了します。
参拝した折りにいただいたモノによりますと、これは国造りの古事を伝えているとのことです。
相武国代表の寒川神社と師長国代表の川匂神社が、合併後の相模国代表の座を争う様子とこれを仲裁する比々多神社。
比々多神社に興味を持ちましたね。仲裁の仕方が「まぁまぁ」という感じではなく「宣言!」という感じに見えるのでした。実は相模国の鍵を握っているのは比々多神社?
そういう目で見ると、ひょっとして比々多神社が主役?と思える光景もありまして・・・
前に来た時にも気になったのは、この「神体石」の並び方です。手前から奥に向かって川匂神社、平塚八幡宮、前鳥神社。少し離れて六所神社と寒川神社。さらに離れて比々多神社という配置になっています。ちなみに奥の方が高くなっています。
神揃山への入り方も比々多神社だけ違います。山の北側から入るのは、地理的に近いという理由でしょうけれど、その結果、比々多神社だけ会場に下って入る形になっています。
会場から出る様子は今年初めて見たのですが、比々多神社が一番派手でした。
という感じで、比々多神社に特別なイメージがついてしまった国府祭でした。