丹沢山地to辺りde探検 byくさしなととろ

相模國酒馬間で探検しながらダイエットセラピー

石楯尾神社(名倉の権現様)

昔から、記紀神話に出てこない神様が気になっておりました。自分の考えでは、記紀は歴史書だけど、神武天皇以降も史実ではないだろうと。書き方が微妙なんだよね。「一書に曰く~」みたいな書き方で、集めた情報を統合または羅列して編集した本ですよ~って形式です。編纂時代に近くなるにつれて、それっぽい記事になっていきますが、提唱者の意図や時の流れの影響なんかでマルマル史実とは言い難いでしょう?史実として証明するなら、古墳を発掘調査しないと、登場人物の実在が明らかにならない。埼玉で出土した剣から実在が高まった大王がいましたね。でも今の所ザックリと「天武天皇以前はハッキリしてない」と思っています。

前置きが長くなりましたが・・・それでも記紀神話が歴史を反映しているのだとしたら、記紀に出てこない神様は、その地域の歴史を反映しているってことです。

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祀られている神様の中に、石楯尾大神という神様がいらっしゃいます。神社の方の説明によるとエボシ岩が関係するのだと。エボシ岩と聞いて、茅ケ崎に頭が飛んでしまいましたが、帰宅後に調べてみると、この地域にそういう大石があったということです。

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神社の方の説明がとても丁寧でした。拝殿の中も見せていただきました。流石に中の撮影は気が引けて画像はありませんが、白鳳凰の絵は不思議な感じがしました。両脇の首長鳥の絵も興味あります。拝殿外側の欄間?に描かれた絵は神厩舎と同じ様にきっと何かを示唆しているのでしょうけれど、今回はパスです。

新型肺炎のせいで、かなりお困りのご様子でした。結構な時間を使って色々お話をうかがってしまい、当方は大変勉強になりました。いやぁ、神社ってとても大変ですね。

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木に囲まれた神社って落ち着くんですよね。自分にとって区切りの日でしたので、タイミングよく、とても良い時間を過ごせました。

相模國延喜式内社十三社のパンフレットもいただきました。相模國だと広いので、その内の酒馬間にある神社は参詣してみたいと思います。